2.「異国の丘」について

シベリアの抑留者の間で歌われていた日本の歌謡曲の楽曲。 

増田幸治作詞  (佐伯孝夫補詞)、吉田正作曲。

昭和18年(1943年)に陸軍上等兵として満州 にいた吉田正が、部隊の士気を上げるために作曲した曲が原曲。

戦後、シベリア に抑留されていた兵士の間で歌われ、抑留者の一人だった増田幸治が作詞した。

非常に強い望郷の思いを歌っている。原題は「今日も昨日も」。 

シベリアから 帰還した兵士の一人中村耕造が「NHKのど自慢」に出て歌ったことから有名になった。

三浦洸一、鶴田浩二、美空ひばりなど、さまざまな歌手によって歌い 継がれている。 

この歌をモチーフとして昭和24年(1949年)に映画も製作、公開された。