22-23. 中隊長戦死 .

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中隊長戦死 

ソ連軍の奇襲があった8月9日の朝だった。中隊長が牡丹江の司令部に命令受領にいった途中にて、ソ連機の爆撃により車とも共にフッ飛び、肉体も木っ葉みじんとなり肉一片も残さなかった。その情報を受け小隊長が代理として命令受領に言った時、司令部の担当将校は「上からの命令がないんだ。状況不明だ。自らの判断により行動すべし。」この命令には小隊長は怒ると共に苦しんだ。状況により独断専行は許されるが、司令部こそ状況は把握し部下に有効適切な命令を発すべきであるのに、買ってに行動せよとは如何なる所存なるかと判断に苦しんだらしい。

こんな司令部のあり方こそ敗戦は必然であった。ソ連抑留の命令は一体誰が発言したものかぜ知りたいところだ。

昭和20年8月9日の朝